MENU

TEL
  • ホーム
  • コラム
  • 「サーバー構築とは?」初心者でもよくわかる!ダブルキャストMSPの導入までの流れ

  • コラム

「サーバー構築とは?」初心者でもよくわかる!ダブルキャストMSPの導入までの流れ

「サーバー」という言葉を聞いたことがありますか。IT業界で働いている人の中でさえ、その説明は難しいという人もいるかもしれません。サーバー(server)とは「サービスを提供する側のコンピューター」のことです。サーバーはファイル保管の役割を果たしています。情報処理やコンテンツとしての提供の役割も担います。

サーバー構築とは

サーバーを利用するためには構築を実施する必要があります。まず、サーバー構成の設計から始まり、サーバー環境を整えるために配線・ラッキングを行います。その後は、サーバーアプリケーションのインストール・設定を実施します。構築完了後は、サーバー管理(運用・保守)の業務に移行します。

サーバーは大きく4種類に分かれる

前述の役割を果たすにあたって現在は大きく4種類のサーバーがあります。レンタルサーバー、VPS(Virtual Private Server)、専用サーバー、クラウドサーバーの4つです。それぞれどのような役割を果たすサーバーでしょうか? どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか??

レンタルサーバー(共有サーバー)

レンタルサーバーのメリット

レンタルサーバーの最大のメリットは、レンタル料の安さです。1台のサーバーを複数人で使用しますので、初期費用や月額料金といった利用料金が専用サーバーに比べて安くなります。安いものであれば月額数百円で借りられるため、ランニングコストを抑えることが可能です。

レンタルサーバーの場合はサーバー会社から用意された環境を利用します。専門的な知識が無くても利用可能です。保守管理やメンテナンスなどの管理もサーバー会社が実施します。この点がメリットと言えます。

レンタルサーバーのデメリット

レンタルサーバーのデメリットは、1台のサーバーを複数人で利用するため、他のWebサイトやシステムによる影響を受ける可能性があることです。例えば同じサーバー内にある他のサイトにアクセスが集中した場合、サーバー全体に負荷がかかりサーバー自体が止まる可能性があります。

VPS (Virtual Private Server)

VPS(Virtual Private Server)とは何でしょうか?カタカナにすると「バーチャルプライベートサーバー」です。1台のサーバーを複数のユーザーで共有する点は共用サーバーと変わりはありませんが、VPSでは、仮想的に専用サーバーと同様の自由度・性能を利用できるよう設定されています。サーバーの仮想化技術の発展、コンピューターの処理能力の向上などから、利用可能となった形態です。

VPSのメリット

VPSは、「共有サーバーだとリソースが足りないが、専用サーバーはレンタル料が高い」という悩みを解消します。仮想サーバーであることから専用サーバーよりも安価でレンタルできる点がメリットです。

VPSのデメリット

VPSのデメリットは、サーバーを管理できるスキルが必要であることです。高度な技術力を持つエンジニアの配置も問われてきます。VPS利用は、インターネットの仕組みからサーバーの構造を理解して、ソフトウェアの設定など全て行う必要があります。またセキュリティを最新に維持するなどのメンテナンスにも留意しなければいけません。

専用サーバー

専用サーバーは1つのサーバーを1企業・1サービスなどで占有・利用できるサービスです。利用できるストレージやメモリの容量は自由で大きく構成することが可能で、root権限も利用者側になるため自由度が増します。またサーバー運用自体はレンタルサーバー事業者が行うため、運用・管理の知識がなくても専用サーバーを利用することができます。

専用サーバーのメリット

専用サーバーのメリットは、1つのサーバーを1企業・1サービスなどで占有しますので、他の利用者の影響を受けないことです。root権限のある専用サーバーは、OSやミドルウェアなども自由に選択することができます。

会社によって独自のセキュリティポリシーを採用している場合、共用サーバーだと準拠できないため利用できないケースもありますが、専用サーバーであれば独自のポリシーに沿ってカスタマイズでき、不要なサービスを停止することなども可能です。

専用サーバーのデメリット

専用サーバーの最大のデメリットはコストです。サーバー会社にもよりますが、月額のレンタル費用だけでもレンタルサーバーの10倍以上になるケースもあります。マネージドプランではない場合、利用者自身でサーバーの設定や管理を行うことが必要となり、専門知識がないと導入・運用が難しいといったデメリットもあります。

クラウドサーバー

クラウドサーバーとは、文字通りクラウド環境に作られたサーバーのことです。クラウドとは本来“雲”(cloud)を意味しますが、実際には専門の会社が管理する物理サーバーが存在しています。

これらのサーバーをインターネット経由で利用できる仕組みです。クラウドサーバーは現在流行りのサーバーで、提供するサービスの層の違いによってSaaS(サース)、PaaS(パース)、IaaS(イアース)の大きく3種類があります。

クラウドサーバーのメリット

クラウドサーバーのメリットの1つはコストが安いことです。一般的に初期費用が安く抑えられていることが多く、ほかのサーバーの導入と比較しても、月額費用も従量制を選べば利用分のコストのみで済みます。

また拡張性が高く、一時的にサーバーのスペックを上げて大量のアクセスを処理することが可能です。さらに情報共有が容易で、パソコンやスマートフォン、タブレットなど様々なデバイスからサーバーへのアクセスが可能です。

クラウドサーバーのデメリット

クラウドサーバーのデメリットは、自社構築サーバーと比較するとカスタマイズできる範囲が限定されることです。多くのオプションも存在して専門家のいない企業では自力で使いこなすことは難しいところもあります。

またサーバーへのアクセスは、オンライン環境が必須です。インターネット回線の届かない地域などではクラウドサーバーの恩恵を受けにくいこともデメリットとして挙げられるでしょう。

サーバー構築の重要ポイント

サーバー構築の重要なポイントは目的に合うサーバー選びです。利用ニーズが高くないのにも関わらず、良い性能を求めて高性能のサーバーを選定してもコストが高くなるだけです。

1.目的に合ったサーバーを選択する

目的に合ったサーバーを選択するには、設置場所のほか、OSの種類、性能、セキュリティなど様々な視点が必要になります。

例えば、多くのアクセスが予測されるWebサービスで低スペックのサーバーを選定した場合などでは、ユーザー側に「アクセスできない」「レスポンスが遅い」などといった苦情が発生する場合があります。

2.セキュリティ対策が充実している

サーバー構築は、サービスの提供と同様にセキュリティ設定を強固にすることが大事です。

DDoS攻撃やSQLインジェクションなどのサーバー攻撃が発生した場合でも、利用者の重要な情報を守れるように事前に万全のセキュリティ対策を実施する必要があります。ユーザーや運営者全員が全ファイルにアクセスできるように設定するのではなく、充分に考慮したうえで、サーバー自体の権限でアクセス範囲を制限した設計にすることが有効です。

3.安定した運用ができる

サーバー構築後は、安定したサーバー運用を心がけ常に監視と調整を行いましょう。

安定しないサーバーはダウンするリスクがあります。常にリソースを無駄なく使用し稼働率100%を目指しながら、同時接続数や利用者数をこまめに確認するようにしましょう。また状況に応じて、サーバー設備やリソースの増築を行うなどの継続した運用作業が重要になります。

ダブルキャストMSPの導入までの流れ

ダブルキャストはお客様のニーズの把握などの初期調査からサーバー仕様の決定、構成の確認と設置そして運用までをすべてワンストップで対応いたします。

この導入に際しては、ヒアリング、設計、構築、運用の工程で進めていきます。また運用開始後も3000台以上のサーバー導入・運用経験を持つ専属エンジニアが2名体制でお客様をサポートし、障害など問題発生時にスムーズな対応を提供します。

1.システム構築前のヒアリング

システム構築前にご要望をヒアリングして、最適なシステムをご提案します。お客様独自のアプリケーションや監視が必要な項目についてもお伺いします。

サーバー周りの仕様書や運用手順書の手配が難しい場合も、運用中サーバーのアカウントとパスワードを共有のうえ、OSや導入されているミドルウェア、稼働するアプリケーションの設定や負荷レベルなどを調査させていただきます。

2.システムの設計

ヒアリング内容を基にシステムを設計します。仕様書を作成した上でお客様と共有します。お客様の意図どおり構築できるように万全の準備を行います。

3.サーバーの構築・稼働テスト

設計内容を基にサーバーを構築します。

オンプレミス・クラウド環境を問わず、お客様のご予算を踏まえた上で、稼働するシステムに最適なマシンスペックを選定しOSやミドルウェアのインストール・設定・稼働テストを実施します。

4.運用開始・障害対応の流れ決め

構築したサーバーの運用を開始します。障害対応の流れを事前に決めることで、即時対応が可能となります。

ITシステムに改善を要する課題が発生した場合は、調査分析の上、将来を見据え事業の持続性をベースとした最適な改善策をご提案いたします。

まとめ

本記事では、サーバーについての解説から、レンタルサーバー、VPS、専用サーバー、クラウドサーバーの4種類のサーバーについてそれぞれメリット、デメリットを含めて解説いたしました。

サーバー構築の重要なポイントは、目的に合ったサーバーを導入することです。また充分なセキュリティ対策を行って安定運用を心がけることも大切です。

弊社ダブルキャストはサーバー構築の初期調査から運用までワンストップで対応します。3000台以上のサーバー導入・運用経験を持つ専属エンジニアが常に2名体制でお客様をサポートいたします。サーバーサイドの作業はすべて弊社側にて実施することにより、御社は運用保守の負担を軽減・本来の事業の拡大に集中していくことが可能となります。サーバー構築・運用についてのご相談をお待ちしております。